「完璧な契約書」ってどんな契約書だろう?
「完璧な契約書」はどんなものだと思いますか?
- 「弁護士や行政書士にリーガルチェックを依頼したから完璧だ」
- 「最新のリーガルテック・最新のAIでチェックしたから大丈夫」
と安心される方がいます。
しかし、英文契約書作成に携わってきた実務家の視点から言わせていただくと、その考え方は非常に危険です。
どんなに優秀な専門家が作った契約書であっても、どんなに作りこまれた契約書で合っても、残念ながらトラブルになってしまうことはあります。
専門家や最新技術をもってでも、「完璧な契約書」を作れないのは何故でしょうか。
100の取引があれば、100の「正解」がある
契約の基本は「当事者間の自由な合意」です。そして、ビジネスの現場は常にケースバイケース。
たとえ同じような売買契約であっても、100件の取引があれば、その背景にある状況は100通りすべて異なります。
専門家は「法的な不備」を見つけるプロです。
しかし、あなたの「ビジネスの現場」を一番よく知っているのは、当事者であるみなさま自身に他なりません。
そして「ビジネスの現場」は水物です。日々変化するのです。
当事者にしか見えない「調整のポイント」
契約書を「生きた書類」にするためには、次のような要素を反映させる必要があります。
これらは、外部の専門家には見えにくい、担当者様が一番詳しく把握している情報です。
- 当事者間の関係性: 信頼関係のある長年のパートナーか、新規の取引先か。
- 取引の期間: 今回限りのスポット契約か、数年続く継続的なものか。
- 業界の「当たり前」: その業界特有の慣習や、暗黙の了解はないか。
- リスクと金額のバランス: 万が一の際、自社が許容できる損失の範囲はどこまでか。
- 双方が譲れないポイント: 今回の交渉で、相手が最も重視しているのはどこか。
これらを反映させないまま契約を結ぶことは、どれほど法的に正しくても、ビジネスの実態に合わない「使いにくい契約書」になってしまうリスクを孕んでいます。
まとめ:当事者の「目」で仕上げるために
当事務所で提供している英文契約書テンプレートは、実務で必要とされる「一般的・標準的な条項」を厳選して構成しています。
いわば、このテンプレートは「キャンバス」です。そこに、皆様のビジネスの実情を踏まえた絵を描いてください。
ご自身のケースに当てはめてレビューを行い、自社に最適な形へとブラッシュアップすることで、テンプレートは適切に機能します。
当サイトのテンプレートが、皆様の大切な取引を守るための、確実な一歩となりますように。
▼ 【実務仕様】標準的な英文契約書テンプレートはこちら
